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体重・経過

経過

体重は術後半年で最低となり8㎏近く減りました.皮下脂肪も減ってお尻に褥瘡もどきができました.体重は 4kg近く戻りましたが,全麻の内視鏡手術後に再度低下しました.またアデノウィルスやインフルエンザなどでも体重が減少します.
お役立ち

お役立ち

食道がんの術後はいろいろ嫌なコトもおきますがあれこれ工夫して乗り切りたいものです.ちょっと便利なモノや快適のための工夫を紹介します.トイレの汚れや臭い,風呂やベッドの寒さ対策など.
消化機能・消化器症状

術後の消化機能・消化器症状

食道がんの術後には嚥下や消化機能が障害され,飲み込みにくい,食物の逆流,腹部膨満,腹痛,嘔気,下痢など種々の症状が出現します.原因や理屈のわからない症状も多く,対応には苦慮します.術後の消化機能の変化や症状を列記し,術後の食事の仕方をまとめました.
食道がん情報

食道がん情報

食道がん治療の新たな情報を掲載します.リンパ節をどこまで郭清するかといった昔からの課題もまだ議論の対象です.抗がん化学療法や免疫療法,術中術後の管理も大きく進歩しつつあります.
食事・栄養・サプリ

食・栄養・サプリ

食道がんの術後はとにかく食事が食べられません.おなかがすぐ満タンになり苦しく,腹痛,嘔気.下痢,食欲不振,逆流なんでもありです.普通の食事以外に,糖質のゼリー,アミノ酸,MCTオイルなど一日600kCalくらいは摂取しています.
重複(ちょうふく)がんと多発がん

重複がんと多発がん

食道がんでは食道以外にも咽頭や喉頭にがんが発生しやすく「重複(ちょうふく)がん」と言います.飲酒や喫煙が共通のリスクとなるためです.また少しだけ残った食道に再度食道がんができることがあり「多発がん」と称します.こちらも同様のリスク状態になっているためです.
運動・体力

運動・体力

食道がんの手術後には筋肉の痩せがひどいと言われます.術後早期から何とか蛋白質を摂取して,運動するしかありません.速歩は基本ですが,筋肉にもう少し負荷をかけるのが大切です.
手術

手術

胸部食道がん根治手術は食道亜全摘術に胸部や腹部,頸部のリンパ節郭清を加えたもので,胃で再建するのが一般的です.最も侵襲が大きい手術のひとつですが,鏡視下手術の導入や術後の疼痛管理の進歩により体への負担は少なくなりました.
手術までの経緯

手術までの経緯

内視鏡検査で早期食道がんが見つかり,内視鏡切除をしましたが,病理検査でリンパ管浸潤を認め追加治療が必要との診断を受けました. 放射線治療+化学療法(抗がん剤治療)または根治手術の選択ですが,手術を選択しました.
術後退院まで・合併症

術後退院まで・合併症

手術後痛みが無いのはありがたかったですが,体中にチューブがたくさんで動くのが大変でした.縫合不全が起きなかったのは何よりですが,右上肢の麻痺,乳び胸,ドレン感染などの合併症をきたしました.ドレン感染からの縦隔炎の心配を抱え,少し無理やり,2週間で退院しました.